株式会社建勝

争族(そうぞく)になる前に。

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争族(そうぞく)になる前に。

争族(そうぞく)になる前に。

2022/01/21

こんにちは!
株式会社 建勝です♪

子どもの習い事の送迎で、
日が延びたのを感じました。

1月も終わりに近づいています。
本当に早いものですね。

今日は、
お正月に久しぶりに義実家に帰省した時のお話をシェアしたいと思います。

年を越してすぐ、
お義父さんが改まった顔で「話がある」と兄弟を集めました。

お義父さんの口から出たのは、
「私とお母さんが住む住居用の土地を残して、すべて売却しようと思う。」

驚きましたが、
素晴らしい決断だと思いました。

S県の義実家。
兄弟はそれぞれ遠方で暮らし、
広大な土地と、義母が一人で掃除をするには大変な広すぎる家。
入居者が入りづらくなり、空室が目立つようになったマンション。

これどうするんだろう…。

不動産で勤めるようになってから、
本当にいろいろなお話を見聞きします。

争族(そうぞく)
負動産(ふどうさん)…。

私はお嫁さんの立場ではありましたが、

よくお義母さんに
「相続の話は、誰も病にかからず元気な時に、
 楽しくお話出来るときに、心配事も全部明らかにして
 みんなで話し合ったほうがいいですよ」
と伝えていました。

差し出がましいとは思っていましたが
本当に本当に心配だったのです。

そのたびに、のらりくらりとかわすお義父さん。
我が家も争族になってしまうのかもしれない…と
実は大きな不安を抱えていました。

それが、意を決したように発したお義父さんの言葉で
一気に進むことになりそうです。

広すぎるおうちは、
お義母さんの負担にならない
家族の形にあった家に建て替え。

バリアフリーで建築すれば、
国から補助もいただけるそうです。

みんな内心不安でたまらなかったようで、
兄弟の口からは
「お父さん、決断してくれて本当にありがとう!」と感謝が溢れました。

先祖代々の土地を守れなかった。
思い出が詰まった土地を手放して本当にいいのか。と
眠れずに悩んでいたというお義父さんも、
肩の荷が下りたようで、ホッと嬉しそうでした。

同時に、
ちょっと悲しそうな複雑そうなお義父さんの顔も
心に残っています。

先祖代々の想い。
子ども時代からの思い出が詰まった土地や建物を手放すこと。
これからの自分の子どもや孫たちの未来。

天秤にかけて本当に苦しい決断をされたと思います。

そのお義父さんの顔を見て、
そういう大切な思いのある土地や建物を扱う不動産という仕事の重さを
改めて感じたのでした。


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分かりにくいことを分かりやすく。
誠心誠意がんばらせていただきます!
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