○○万円も高く売れました!という広告 【天白区で家を売るなら】
2023/05/13
ご無沙汰しておりました。
本日は生憎の雨。こんな日はポスティングがとてもしにくいらしいのですが、本日もエージェント達は苦労しながらも自作のチラシを丁寧にポスティングしています。
さて、不動産売却を検討中の場合、広告やネットなどで「今は不動産の価値が高くなっています!」「○○万円高く売れました!」などなど 目にした事はありませんか?
あれって本当なのでしょうか?
確かに、新築戸建の価格は2年前に比べてかなり高くなりましたが、中古戸建てや中古マンションが高く売り出されて高く売れているかというと、けっしてそんな事はありません。
高い価格で売り出された物件は結局、値下げされてからでないと売れません。稀に人気の物件で有れば、あっと言う間に売れてしまう場合も有りますが、ほぼそんな事は有りません。
以前にも言いましたが、高い金額で売り出してしまい、長い間売れない物件は、売れ残り感が出てしまい、「何か問題が有る物件なのかな?」のような悪い印象を持たれてしまう可能性が有ります。
不動産会社も最近では、驚くような高額な査定額を出すところは少なくなって来ているとは聞きますが、未だに高い査定額で媒介契約を取ろうとする不動産会社も有ります。
そんな不動産会社に惑わされずに、ご自身の大事な不動産を後悔なく売却する為には、お客様自身でも、ご自身が売却しようとされている物件と同じような物件がどの位で売り出されているのか確かめてみる事をお勧めします。
不動産の価値は都度変化していくものですが、「今。不動産の価値が高くなっているので不動産は今すぐ売却した方が良いのか?」というと手放しに「YES」とは言えないのです。
首都圏をはじめとして不動産の価値が高騰していると言いますが、不動産の価値が上がっていたとしても、賃金が上がっている訳ではないので、その不動産を購入できる人が少なくなっていることは確かです。住宅ローンをご夫婦名義で購入される方も少なくありません。
購入してくれる人がいなければ、高く売るなんて不可能です。駅近であったり築浅で有ったり前面道路が広かったり、人気のマンション等で有れば可能かもしれませんが、全ての物件が当てはまる訳では有りません。
広告の「高く売れる!」「○○万円も高く売れた!」「ボロボロな実家がこんな金額で!」
こんな文言に、どうか惑わされずにいて欲しいと願っています。